初心者でも簡単!釣れるズル引きチニングのやり方!

今回は40cm前後の中型魚で、引きも強く、そして初心者の方でも割と簡単に釣ることが可能なチヌをルアーで釣る「チニング」のやり方とコツをご紹介!

チヌとは?

チヌとは「黒鯛」の別名です。

一般的に釣れるチヌは下の2種類です。

・マチヌ

・キビレ(キチヌ)

キビレはチヌに比べて色が薄く銀色気味です。

最大の特徴として、尾びれと腹びれの一部が黄色になっています。

どちらも雑食で貝や甲殻類や小魚を主に食べている魚です。

貝や甲殻類の殻を噛み砕く為、ゴツゴツとした歯が生えているのも特徴です。

生息域は海はもちろん、海水と淡水が混ざり合う汽水域に多く生息しています。

なので潮の満ち引きが影響する場所なら釣れる可能性はあります。「え?こんなに海と離れているのに釣れるの?」なんて場所でも釣れますよ。

なぜズル引きチニングが初心者でも釣りやすいのか?

①タナを探す必要がない

魚は水面付近から底までを、その時々の状況に合わせてうろうろとしています。

その魚のいるゾーンを探すことから釣りは始まるのですが、これがなかなか初心者には難しいのです。

しかしチニングの場合は違います。

ズル引きチニングは底を動いているカニやエビを意識したチヌに狙いを絞って釣りを行います。

その為、魚のいるゾーンを探す難しい作業がなくなるからです。

②ルアー操作が簡単

ズル引きチニングはルアーを投げて、底まで落としたら、底からルアーが離れないようにゆっく〜りと巻いてくるだけ。

底にルアーがあるかどうかの確認も、コツコツコツとルアーが地面に当たっている感覚が伝わってくるかどうかなのですごく簡単です。

③チヌの数が増えている

最近はチヌの数が増えてきています。

単純に魚の数が増えれば、それだけ魚が釣れる可能性も上がります。

ロッド

チニングには専用ロッドが様々なメーカーからでていますが、他にもエギングロッドや柔らかめのシーバスロッド、硬めのライトゲームロッド等でもやることができます。

個人的にはエギングロッドまたはシーバスロッドを代用することをおすすめします。

理由は以下の2つです。

①チニング専用ロッドは汎用性に欠ける

チニング専用ロッドはチニングに関しては申し分ない性能ですが、ルアーウエイトの範囲が狭いことが多く、他の釣りをするには少し物足りないです。

②専用ロッドの特別感をあまり感じられない

チニングにはティップ(穂先)が柔らかく、バット(根本の方)は強いロッドが向いています。

なのでチニング専用ロッドは

「柔らかいティップで繊細なアタリを感じ、チヌ特有の強い引きを強いバットで受け止める」

と、いうのが特徴なのです。

しかし専用ロッドでなくてもロッドの硬さを選べば、チニングをするのに十分な性能を備えています。

それなら他の釣りも楽しめるロッドを持っておいたほうがお財布にも優しく、幅広く釣りを楽しむことができますよね!

例えば

イカ釣りにも興味ある方はエギングロッド!

硬さはML〜M。

長さは8フィート半ばを基準に選ぶと、どちらもやりやすいです。

シーバスに興味がある方はシーバスロッド!

硬さはML。またMでもできますが軽いルアーが飛ばしにくくなるので、おすすめはMLクラスがいいと思います。

長さは8フィート半ば前後がおすすめです。

ちなみに少しやり辛さは感じますが、エギングロッドでシーバスもできますし、シーバスロッドでエギングもやろうと思えばできます。

もちろんチニング専用ロッドでチニングを極めて楽しむのもオッケー!

自分が何を重視して釣りをしたいのかで選ぶのが良いと思います!

リール

リールは選ぶロッドの長さによって番手(大きさ)を変えます。

8フィート半ば…2500番〜3000番

9フィート以上…3000番〜4000番

8フィート以下…2000番〜2500番

上記を基準に選ぶとロッドとのバランスが取れると思います。

機種については防水機能がしっかりとしたもので、巻きが軽い機種がおすすめです。

その条件で比較的購入しやすい金額のおすすめは

ヴァンフォードです。

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シマノ(SHIMANO) 20 ヴァンフォード 3000MHG 042101
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チニング以外にも、エギングやシーバスにも相性の良いリールです。

それと1つ価格帯を落とした

カルディアもおすすめです。

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ダイワ(Daiwa) 21 カルディア LT3000-CXH 00060288
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ライン

ラインはPEラインを使用します。

太さは0.6〜0.8号くらいのものがおすすめです。

リーダーは2.0〜2.5号くらいのものを使用してください。

ラインについて種類や選び方を知りたい方は下のリンクへ。

釣り初心者必見!ラインの種類!
釣りをする上で切っても切り離せない道具。ライン(釣り糸)今回はそのラインの種類をご紹介します。ラインには大きく分けて3種類ほどあります。使用されている素材によって分類されていて、それぞれ素材の特徴があります...

ルアー

ルアーはジグヘッドに甲殻類や虫のような形をしたワームを刺して使用します。

ジグヘッドのおすすめは

ずるずるチーヌ


チェックメイト


ずるずるチーヌに比べてジグヘッドが底に触れた時の感度が高い気がします。

ワームのおすすめは

グッドミール


ブリームキャッチャー


ジグヘッドは自身が行く釣り場や、潮の流れ等によって必要な重さが変わるので、重さを何種類か 準備しておく必要があります。

5g・7g・10gがあれば割と幅広く対応できると思います。

(釣り場によっては13g以上が必要なところもあります)

釣り方

釣り方は簡単です!

ルアーを投げてボトム(底)まで沈めます。

ボトムまで沈めたら、ルアーがボトムから離れないようにゆっくり巻く。

これだけです。

ボトムから離れていないかどうかの確認はコツコツコツと手元に振動が伝われば上手くいっています。

コツコツがなければ水中に浮いている可能性があります。

釣るコツ

①石がゴロゴロ落ちている場所で釣りをする。

石に隠れたカニやエビを捕食しているチヌを狙う為、石や牡蠣殻の多いところを狙いましょう。

石のサイズが大きいと根がかりしやすくなるので、小さめの石がたくさんあるところがベストです。

②河口域や汽水域でやる場合は流れが緩んでいる場所を狙う。

基本的にチヌは緩い流れのところにいることが多いです。

なので流れが緩んでいる箇所を探しましょう。

③ルアーの重さは底から離れないギリギリの重さを使用する。

底を水の流れに押されながらも、なんとか歩いているカニを演出してやることがポイントです。

ただし流れに流されて、たまにボトムをルアーが離れるような重さはNGです。

最初から最後までボトムを引ききれる重さで最軽量のものを使用しましょう。

④チヌがいるところを探してラン&ガン!

1ヶ所でずっと投げ続けるのではなく、数投したら5mずれる。それを繰り返してどんどん歩きましょう。

⑤無理をせずゆっくり巻く

早く巻いたり、石を無理矢理乗り越えようと巻くと根がかりの原因になりやすいです。

ゆっくり巻いて少しでも根がかりそうと思えば、ロッドを軽く煽って石を避けてください。

ルアーロストは結び直しに時間を取られたり、お金もなくなりますし、やる気もなくなっていくので注意です!

そしてナイトゲーム(夜)は特にゆっくり巻いてやると釣果に繋がりやすいです。

まとめ

いろいろと長くなってしまいましたが、上記のことを意識してやれば必ず釣れます。

初めは釣れなかったり、根がかりで思うようにいかないこともあるかもしれません。

それでも諦めずに意識して続けてください。

そうして釣った1匹は身体が震えるほどの興奮と感動を味わえますから!

皆さんもそんな最高の瞬間を味わってください!

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