花粉も過ぎ去り喉の調子も落ち着きをみせはじめた。
僕は花粉症が喉にくるタイプなのだ。
これがまた非常にやっかいで、花粉症だとわかるまでは毎年咳で呼吸困難になりながら過ごしていた。
「それ花粉症だよ」
ってとある病院で言われ、翌年から薬を飲むと症状がほとんどなくなった。
まぁそれでも多少のイガイガはあったりするんだけど、めちゃくちゃ楽になった。
そこの病院には未だに何かあると相談に行く。
3月・4月に謎の咳が出る方がいれば耳鼻咽喉科に行き、診察してもらうことをおすすめするから騙されたと思って行ってみて。
そんな4月のまだ冷える夜にシーバスを追い求めて河川の岸際を歩いていた。
ボフッ!
どこかでボイル音がする。
シーバスはいるみたいだ。
でもベイトらしきものは全く見えない。
バチもこの場所で確認したことはない。
じゃあアミか。
しかし水面を照らしてもアミらしきものは僕の眼では確認できない。
けど、たぶんアミが表層にいるんだろう。
それを食べていると仮定して釣りを始める。
今はちょうど満潮から緩く下げ始めたところ。
橋の明暗をサーチしてみよう。
すると
ボフッ!!!
大きなボイル音が!!
左斜め前の足元付近からした。
そっちかい!
1人でツッコミつつ、ルアーを回収する。
僕はこんな時に1人でも割と声が出てしまうタイプだ。
そんなことはどうでもいいか。
立ち位置的にどアップに投げることになるし、今日持ってきているルアーでアクション的にもピッタリくるルアーは、、、
コモモ110Sカウンター!
カラーはチャートヘッドクリアーだ。
こいつをボイルのあった15mくらい奥に投げる。
普通に巻いてくるとレンジが入りすぎるかもしれないと思ったので、ロッドを立てて表層10cmくらいを流れに乗せて通すイメージで巻く。
そろそろか?
ボイルのあったポイントを過ぎる。
んー、、喰わんな〜。
と独り言を言いつつも「追ってこい!」と思いながら表層をゆっくり巻き続ける。
やっぱダメだな!そう上手、、
バゴーン!!!
喰ったぁぁぁ!!!
距離が近くだったから、即ドラグを緩めて手前の捨て石に擦られないよう沖に泳がせる。
この辺の判断スピードは良くなってきている。
数多のバラしを踏み越えてきたんだ。
当然だ。
沖には根ズレするようなものはないポイントだから泳がせながらも主導権を渡さず魚をコントロールする。
体力がなくなってきたところで、すかさず寄せてくる。
無事ネットイン!!
なんだか大きそうだ!
70オーバーしてないかな?
そんなことを思いながら網の中の魚をみる。
これは俗に言うハーモニカ喰いだ!!
そこもまた嬉しさが増す。
どんな形でも釣れれば嬉しいのだが、ルアーのかかり方で嬉しさが増すの何なんだろね。
ささ、急いで計測して水につけてやらなきゃ。
急いでメジャーを準備して計測する。
むむむ!!!
69!!!
ぬぁ〜!!惜しいぃぃ〜!!!
前回に引き続き69cmとあと少し届かず!
でも釣れたことに感謝しながら、魚を蘇生する。
エラに水を通して、回復するまでの間に
「次はもっと大きくなってから会おうな〜」
なんてまたしても独り言。
あ、でも魚がいるからギリセーフか!
そんな訳ねーだろ。
橋の上からは
「なんか人の声がするけど?」
と覗き込む人が。
きっと危ない人だと思われてるんだろな。
不審人物が出るから釣り禁!
なんてことにならないよーに気をつけねば。
そう気持ちを改めたところで魚とお別れ。
さらに大きくなれよ。
リリースの時は心穏やかにいつもより少し優しくなれている気がする。
そしてこの日はこれ以上の魚は出ず納竿。
少しアミパターンの何かを掴めた気がする。
このシーズンが終わるまでに掴みきりたいな。
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