スタート

花粉が落ち着きはじめ、桜が至る所で咲いている。

この時期は新しい環境になることへのワクワクと不安が入り混じる複雑な感情を思い出す。

僕自身は会社勤めでそこまで大きな変化はないから実際にその感情を抱くことはないけど、新生活をスタートさせた人たちをみると蘇ってくる。

これが僕が4月を実感する瞬間の1つだ。

そして気温も暖かい日が続き、水温も少し上がってきた。

そろそろ明るい時間でも上潮に乗って元気な魚が入ってくるんじゃないだろーか?

そう考えた僕は今シーズン初の早朝ゲームに出かけることにした。

もちろんルアーはデイゲーム用のルアーを中心に選ぶ。

そうしてまずは温排水が出ているであろうポイントへ。

いろいろルアーを投げてみるけど反応がない。

こーゆー時は見切りを早く上潮が終わる前に移動だ!

潔くそこのポイントを後にして、次のポイントへ。

ここは過去に1度デイゲームでヒットさせたことのあるポイントだ。

人は偶然だったとしても良い思いをしたところに戻ってきてしまう習性がある。

イメージの問題なのだろう。

しかし過去にヒットさせた時にシーバスがいたことは事実。

その再現性の確認も込みでエントリーする。

上潮の勢いも終盤に近づいていた。

流れに多少左右されるくらいの重さのルアーを使うと釣れる。

そんなYouTubeをみたことがあったから、まずはコアマンのIP13をスタメンで使用してみる。

このルアー人気だからなのか、僕の地域だけなのか釣具屋で全く見なくなってしまった。

IP18とかはあるんだけど、13gがない。

僕のメインフィールドでは13gで丁度良いポイントがけっこうあるし、どうしてもボトムコンタクトすることの多いルアーだから消耗が他のルアーに比べて激しい。

だから定期的に買えるようになってほしいな。

そんな貴重なIP13をアップクロスに力の限り遠投する。

着底したら1回ロッドを煽りラインをまっすぐにしてテンションフォールで再び着底。

そこから巻き始める。

これはコアマンの和泉さんが動画でやっていたのを真似てみてる。

このほうが浮き上がりをなるべく抑えて、ルアーを綺麗に引けている気がする。

15〜20m巻くと、再びテンションフォールで着底させる。

それを繰り返す。

まだ上潮が効いているようだから、流れに乗せつつ波動をだしつつの巻きスピードを意識。

動く歩道の上を走るイメージ。

動画ではよく高速巻きをして釣るとあるけど、意外とそこまで速く巻かなくても喰ってくる。

その時の流れや状況にもよるのだろう。

そんなこんなで1投目はノーヒット。

2投目。

同じようにアップに投げて、ラインの処理をして巻き出す。

反応がないから、再び着底させる。

そう上手くはいかんか、、、

着底を確認して再度巻きはじめる。

ま、朝日を浴びながら釣りをするのも気持ちの良いもんだなー。

今年はデイゲームや早朝ゲームを増やそ、、、

グン!!!!!

きたきたきたきたー!!!!!!!

結構遠くで掛かったから、追いフッキングを入れる。

エラ洗いをさせないようにティップを下げてファイトする。

それにしてもめちゃくちゃ元気な魚だ!

何回も突っ込んで走っていく!

ドラグを緩めにして、無理に寄せず魚をコントロールしながら走らせる。

魚の体力を奪いながら寄せてくる。

手前まで魚が来た。

おぉ!デカそう!

そう興奮したのも束の間、魚の姿が見えたと思ったら反転して走っていく。

最後の悪あがきだな!

ニヤニヤしながらそんなことを思う。

しかしこの後これを3回繰り返す。

全然最後の悪あがきではなく、まだまだ逃げる気まんまんだったのだ。

本当に元気な魚だ。

5回目は走る元気がないのか、観念したのか大人しく寄ってくる。

そして無事にネットイン。

急いで計測。

ギリ、、、70ない!!!笑

惜しいな〜!

70センチには届かなかったが、パワフルでスリリングなファイトをしてくれた。

水にしっかりとつけて、さよならをする。

前回ヒットさせた時はタモを準備している間にバラしてしまったからリベンジを果たせた気がする。

こんな感じでシーバスゲームは再現性のある釣りだから僕は好きだ。

青物などのダイナミックな釣りや、アジングのような繊細な釣りも好き。

でもその両方を兼ね備えたシーバスゲームが1番性に合ってる。

今年の目標まで残り17匹。

そんなシーバスゲームの腕を上げながら楽しみたい。

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